若年層の「ブログ飯」は是か非か?

ジョビンゴ清水です。

いつものように情報収集している中で、最近気になったワードが「ブログ飯」です。サラリーマンだったり、何かしらの仕事をしながら兼業しているブログを、一本化し専業でブログだけで食べていこう、というものでが「ブログ飯」です。

その「ブログ飯」について、是非の議論が行われ様々な意見を目にしました。

「ブログ飯」は、非か?はてな界隈で活発に議論

自分が初めに目にした「ブログ飯」についての意見はこちら

「会社をやめて、ブログで食べていこう」と思っている若い人たちへ – いつか電池がきれるまで
「レベル1で、『ひのきのぼう』しか装備していないのに、ドラゴンと戦ってはいけないよ。レベルを10まであげて、『どうのつるぎ』を買ってからにしたほうがいい」というくらいは、言い残しておきたいのです。

ポイントは、

・ブログで稼ぐのは限界がある
・経験と実績をつんでからでも遅くない
・「ブログ飯」は、レッドオーシャン
・動機を明確に

という感じで、「ブログ飯」についてしっかりとした見解を持って、自分自身の「ブログ飯」に対する気持ちにけじめをつける意味で書いています。書かれている内容はもっともで。人生そんなに簡単に、食っていけるものではない、というのが文字の裏に見え隠れします。

これについて、アルファブロガーの方も参戦し「アルファブロガーでも、『ブログで飯を食う』なんて考えたこともないですよ」という主張を述べてます。

アルファブロガーから見てもブログ飯は絶対無理 : 人類応援ブログ
ブログはあくまでも趣味として、お金のことを考えずに楽しむのが一番良いんじゃないかな、というのが僕の考えです。お小遣い程度にはなるかもしれませんが、「それで食ってく!」とか考えると普通に人生がつらくなります。

結局、ブログだけで稼ぐにはものすごい大変だし、「信者を作って信者で儲ける」というサロンビジネス、で食っていかないと成り立たないが、それは頂点の人間しか儲からない。それであれば、アフィリエイターやブログの経験をもとにライターになる、とか考えた方がいい、と言ってます。

自分も40代ですし、専門性を持って生きる事の大事さを痛感しているので、上記のお二人の主張はすんなり入ります。自分の経験に照らすと、この主張は至極納得出来るエントリーでした。

「ブログ飯」は是か?若者の主張

でも、ある批判を目にして考え方が変わりました。エントリー自体は、怒りが文体に現れ、ちょっと主張が弱い部分もありますが、、、

いい歳して必死になってブロガー叩いてる底辺のおっさんを見てると惨めな気持ちでいっぱいになる。 – 拝神
若くてチャレンジできるということはお金では買えない、本当にかけがえのない資産なの。そういう資産をつかわないことこそが、本当の失敗。 …
若くてチャレンジできるということはお金では買えない、本当にかけがえのない資産なの。そういう資産をつかわないことこそが、本当の失敗。

これを読んでハッと気がついたんですよね。あ、自分の年齢ではないです。おっさん言われて怒っているのでもないです。それは、「時代が違う」って事なんです。なに当たり前な事言ってんだおっさん、と言われそうですが、今の若者の背景を調べると、「ブログ飯」にすがりつくのもよくわかる気がしたんです。

若者視点で考えると「ブログ飯」に突き進むのも致し方ない?

若年層を取り巻く背景をみると、昔とは全く違う状況になりました。まず「年金問題」。これは若者は上納するだけでリターンが絶望的に少ないのがわかっていて、何か理不尽さを感じる要素の一つだと思います。

20141113013
出典:60歳以上は年金の「納め得」で、55歳以下は「納め損」。世代間格差に見る社会保障費の問題とは?|みんなの介護ニュース

次に、非正規雇用。全世代で増え続けていますが、若年層でも増え続けています。一旦非正規につくとなかなか正規雇用にも戻れないという悪循環も産みます。若い人が非正規に就かざるを得ない状況は、国や企業としてどんなものかと思います。

Z1 4 04
出典:内閣府 平成25年版 子ども・若者白書(全体版) > 第1節 労働 より

雇用抑制については、政府自らが旗振りしてます。若く可能性がに雇用を与えずにどうするんでしょう。たしかに、特別な事情がない限り年配公務員の雇用を奪う事はできませんが、それにしても、新規雇用をこれまでよりさらに抑制し半減させるのは日本の将来像として如何なものかと思います。

総務省|平成25年度の国家公務員の新規採用抑制の方針
平成25年度における各府省の新規採用者数について、治安や国民の安全確保には一定の配慮を行いつつ、これまでの抑制を大幅に上回る抑制(平成21年度に比べ、全体として約6割(56%)減に相当)を行う、との方針 …
成25年度における各府省の新規採用者数について、治安や国民の安全確保には一定の配慮を行いつつ、これまでの抑制を大幅に上回る抑制(平成21年度に比べ、全体として約6割(56%)減に相当)を行う、との方針を閣議決定PDFいたしました。

最後に「インターネット」。この便利で革命的な道具が登場し浸透していく発端が、Windows95が発売されたあたりだろうと考えます。その後どんどん普及し、2014年には、8割を超える個人がインターネットを利用しています。

Gn 20150720 02
出典:個人ベースでは82.8%…インターネット普及率の推移をグラフ化してみる(2015年)(最新) – ガベージニュース

という事は、今の10代、20代の人は、生まれた時からインターネットがあったんですよね。インターネットとともに成長していった世代なんです。ネットでコミュニケーションとり、発信して、情報仕入れてと常にネットがそばにある。ネットがいい心地いいし、可能性だってある。小銭だって稼げるし、成功すれば億万長者だしね。だから、毎日満員電車我慢して、嫌な上司にこき使われるよりかは、自分の可能性をネットで見出したい、チャレンジしたい、というのもわかる。。

じゃあどうするか?若者よ!ネットでいきる道を探そう。

年金の不平等、非正規雇用の増大、インターネットエイジ、という3点だけ考えても、ネットに可能性を見出したい若者の気持ちはすごいわかるようになった。きっと彼らにはネットで生きるのは、当たり前の選択肢なのかもしれない。

40代の自分は、バブル後期に就職しほんの少しバブルも味わい、当たり前に正社員としてやってきました。そういうバックグラウンドの先輩からしてみると、そんな安月給しか稼げない仕事は、するもんじゃないと。奥さん子供も養えないぞ!といいたいのもわかります。まあ、実際に恋愛しなかったり、結婚しなかったりする若者が増えてます。

今の若者の育ってきた環境「ネットの存在やリサイクル教育、失われた20年のデフレ不況、年金問題に非正規雇用問題」を考えると、ネットで自分の力で稼ぎたい、という欲望がわかります。だからと言って、家族も養えない月給では将来望む幸せはつかめないの可能性が大きい。であれば、

  • ブログを通じて専門性を高め、将来の可能性を広げる
  • ブログの傍、自社メディアのアイデアを作り、実現する
  • ブログを通して、プログラミングを覚える

などの、将来につながる何かを学ぶ事も忘れずにすべきかなと。そうすれば、若者の欲求にも答え、おじさんの心配も解消されるのかな、と思いました。色々考えたけど、「ブログ飯」は可能性を広げるチャンスで応援しようと思います。きっとこれからの社会は、ネットで稼ぐのが一般化しますよ!